居抜き物件とは何か

設備を新しく用意する必要がない

新規で店舗を開店するとなると、先程説明しました空調設備や厨房設備、什器などの設備等を用意する必要に迫られます。
これら設備を新品で購入するとなると、大きな額のお金が必要になることは容易に想像することができます。
また、購入金額だけではなく、大きな設備を運ぶ運搬費用やそれらの設置費用もかかってしまい、さらに金額が大きくなってしまいます。

居抜き物件だとこうした設備等があらかじめ店舗内に設置されておりますので、大幅なコストダウンをすることができると考えられます。
なぜなら、あらかじめ設置されている設備は既に使用された中古の設備になりますから価格が新品で購入するものよりも安くなるからです。
また、あらかじめ設置されているのでそもそも運搬費用や設置費用が一切必要なくなるからです。

設備を処分する必要がない

居抜き物件によるコストダウンは店舗の開店とはことなる場面でも確認することができます。
それは、その店舗を閉店して物件を退出する時です。

先程も説明しました通り、通常の物件ですとその物件を退出する際は、あらかじめ設置していた設備等を除去、処分する必要があります。
このことは、物件の原状復帰というようなワードで聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
その際は当然、物件に設置していた設備を除去して移動する際にかかる引っ越し費用や、産業廃棄物となった設備を処理する費用を負担する必要が生じます。

ですので、居抜き物件のようにあらかじめ設備等が設置されている物件であれば、こうした費用を負担する必要がなくなるので、コストダウンを実現することができるのです。


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